一号店は、百弱平米。早朝のビラ配りから始めた小さな小さな店でした。

 

華山路一号店
天家に、国境はない。「トロ」好きな中国人・日本人・欧米人が大勢集う場所になれるよう、一日一日がんばって、店を育てる。

プロローグ

天家は、最初は、マグロの卸商でした。わずか三人の社員が、上海全域マグロを売りに歩きました。でも、しばしば、こんな風に問い返されたものでした。「トロって、なんだ?」。手応えがまったく感じられないまま、半年が過ぎた頃。天家は、自ら店を開くことを決意したのです。

 

2005年7月

華山路一号店オープン

わずか、百弱平米。全席36席からのスタートでした。「トロ専門店」という看板は、最初、随分心配されました。そんな単純なメニューで、お客さん呼べるのか?と。実際、半年間、お客さんはほとんどなし。早朝からビラも配ったし、オフィス回りもしました。それでも、来ていただけませんでした。

火がついたのは、12月。雑誌に掲載されて後のこと。徐々にお客さんに知られるようになり、満席の日も出るようになりました。

 

2006年7月

浦東二号店オープン

一号店のオープンから一年。お客さまからお叱りを受けながら、それでも、少しずつ評価をいただけるようになりました。

そこで、機が熟した一年後、満を持して、二号店を出しました。浦東の、当時まだまだ未開拓な新興住宅地でした。なぜ、そんなところに? とのご心配もいただきました。でも、天家は、「トロ専門店」です。質に優れるなら、立地に関係なく来ていただける。そういう確信がありました

幸い、この確信は今のところ間違ってはいなかったようです。

 

2006年12月

蘇州三号店オープン

場所は、蘇州の工場地帯。日本の工場も集積していて、出店と同時に、多くの日本人のお客さまに来ていただくことができました。この三店目で、天家のカラーが鮮明になってきました。内装は簡素に、ただ、トロのうまさだけを、とことんご堪能いただける場所。そういう雰囲気が、店全体に息づき始めたのです。

 

2007年3月

新天地四号店オープン

他店とは少し異なるカラーの天家が、新天地に誕生しました。新天地は、料理店にとって魅力的でもあり怖い場所でもあります。上海のトレンドに敏感な人々が集まる場所だからです。そこに、四店目を開く決意したのは、中国全土へ向けた多店舗展開を推し進めていく計画のなかで、天家のポテンシャリティを試してみたかったからです。半年たち、その手応えを得ています。

 

2007年11月

上海龍之夢大酒店五号店オープン北京六号店オープン

わずか三人で始めた天家。「一人の百歩より、百人の一歩」を信条に、お客さまのご声援をいただきながら、ようやくここまでやってこれました。

これからも同じように、一歩一歩。天家の第二幕が、始まっています。

 

2008年9月

古北七号店オープン